女性と痔について

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    13	女性と痔について実は女性にとって、かなりかかりやすい病気である痔。
    痔のお悩みを抱えている女性はとても多いのです。

    ダイエットや食生活の欧米化による便秘によって、若い女性にも痔が増えています。痔は、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろう(あな痔)の3種類に分けることができ、男女ともに最も多いのはいぼ痔です。肛門鏡で検査を行うと、無症状の方を含めると、30代以上では約70%の方が痔核を持っているというデータもあります。

    いぼ痔以外の切れ痔と痔ろうに関しては、男女によって異なります。男性は痔ろうが多く、女性は切れ痔になりやすく、痔ろうはあまりありません。

    女性が痔になりやすい理由

    便秘が痔に関係しています

    女性は黄体ホルモンの影響で生理前になると身体に水分をためるようになり、便が硬くなって便秘を起こしやすくなります。また、ダイエットは便秘とかなり深い関係がありますし、生活リズムの乱れやストレスも便秘の原因になります。痔は排便異常と深い関係があり、便秘はいぼ痔や切れ痔につながりやすい傾向があるため、便秘をしがちな女性はこうした痔になりやすいのです。

    妊娠と出産

    妊娠と出産妊娠すると骨盤内の血流量が多くなり、肛門周辺の血流が悪くなって痔を発症しやすくなります。また、胎児が成長して子宮が大きくなるにつれ直腸や肛門が圧迫され、同時に静脈も圧迫されて肛門から心臓への血液の巡りが悪くなってうっ血します。その結果、いぼ痔のリスクが上がります。すでに痔核があった場合、痔核の脱出といった症状が現れることもあります。また血栓性外痔核もできやすくなります。特に妊娠後期や出産時に発症します。
    妊娠中は、女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの分泌が多くなって腸の動きが悪くなります。そのため、便秘体質ではなかった人でも便秘しやすいのです。
    便秘により水分が減って硬くなった便を外に出そうと強くいきむことで、肛門の出口付近が裂けて切れ痔にもなりやすくなります。
    痔は排便時のいきみをきっかけに発症するケースが多いのですが、出産時のいきみの強さは排便時とは比べ物になりません。出産時に強くいきむと、小陰唇の下端と肛門の間にある会陰が裂けてしまうことがあります。これを会陰裂傷といい、重篤な場合には直腸まで裂けてしまったり、産後から便が漏れるといった症状が現れることもあります。また、切開した後の縫合によって、肛門のしまりに影響してくる場合もあります。

    出産後は、授乳で体内の水分が不足し、便が硬くなって便秘になりやすい状態だと言えます。また、授乳や乳児の世話などで生活リズムが乱れ、排便のタイミングを失うこともよくあります。さらに、育児による疲れやストレスも便秘につながります。こうしたことから出産後は、痔を発症しやすい傾向にあります。

    赤ちゃんの安全に配慮した治療を行っています

    woman_img04妊娠中や授乳中の周産期には、赤ちゃんの安全を守るためにお母さまの内服薬や注射薬剤に制限があるため、女性の痔を治療する当院ではこうした点にも配慮して治療を行っています。かかりつけの産婦人科と連携した治療も可能です。お気軽にご相談ください。

    安心して治療を受けていただくためにホスピタリティーを重視しています

    woman_img03恥ずかしさが先だって受診をためらっているうちに、日常生活へ支障が出はじめたり、治療が難しくなり長引いてしまうことはよくあります。そこで、女性の方が気軽に受診できるよう、当院ではきめ細かい配慮を行っています。

    1. 受付で病名や症状についてお話することは絶対にありません。全ての診療科が記されたカードを用意し、必要がある場合には、他の方には見えない位置でそれを指さしてご確認いただいています。
    2. 待合室ではイスを一方に向けて配置し、患者さま同士が対面しないようにしています。
    3. 診療は個室で行っています。
    4. 男女別の更衣室、待合室からは見えにくい場所にある検査室、行き止まりではない回廊式の廊下など、プライバシーに配慮した空間設計を行っています。
    5. 検査や手術前、手術後にお過ごしいただくリカバリールームはベッドごとにカーテンで仕切られています。
    6. 患部以外の部分については着衣のままで診療しています。
    7. 必要最小限の範囲以外を覆った状態で診療しています。
    8. 診療を受ける姿勢は、医師に背を向けた横向きです。

    他にも「こんな気がかりがあって受診にしにくい」「ここを変えてほしい」などリクエストがあれば、なんでもご相談ください。直接伝えにくい場合には、お電話にて女性スタッフが応対させていただきますので、気兼ねなくお話いただけます。

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